■節子への挽歌1176:みかんとゆず
節子
畑に植えていた、みかんとゆずが実をたくさんつけました。
最近はほとんど畑に行っておらず、手入れもしていないので、雑草が畑一面を覆っているのですが、奥のほうに植えていたみかんとゆずがたくさん生っているのに昨日気づきました。
みかんの樹は、節子と一緒に茨城の植木屋さんに行った時に買ってきたものです。
植えた場所が悪かったのか、あまり大きくならず、節子がいるうちは、ほとんど実をつけてくれませんでした。
隣にはゆずがありますが、これもユカと一緒に節子が買ってきたはずだとジュンが教えてくれました。
樹はさほど大きくなっていないのですが、みかんは35個、ゆずは22個、生っていました。
見事な収穫です。
節子が病気になり、節子がいなくなってから、不思議なことにいずれの樹も大きくならず、実もつけませんでした。
それが今年は、大きくはなってはいないものの、果実をたくさんつけてくれたのです。
2本の樹も、喪があけたのかもしれません。
みかんとゆずは早速節子に供えました。
もっとも食べてみたらとてもすっぱくて、節子だったら食べられなかったでしょう。
節子はすっぱさに弱い人でした。
このみかんも、小さく切って、庭にある鳥たちの餌台に毎朝乗せたことでしょう。
節子がいないので、すっぱさを我慢して家族で食べることにしました。
節子を思い出しながら。
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