■節子への挽歌1171:プログは多くの人へのプレゼントです!
節子
愛する人と会えなくなると、人は多かれ少なかれおかしくなります。
私も節子を見送ってからの1年は、間違いなくおかしかったのです。
今思い出しても、おかしな自分を思い出します。
心が壊れていたのかもしれません。
今もおかしいかもしれませんが、それはそれなりに安定しているように思います。
この挽歌の読者のIさんも、私と同じく伴侶を見送りました。
この挽歌を読んで訪ねてきてくれましたが、たぶん私も彼女も心が壊れていた状況だったかもしれません。
私は彼女の言葉にかなり反発し、お互いにあまり良い出会いではなかったともいます。
そのIさんから、これまであまりなかったような素直なメールが来ました。
ここしばらく鬱状態でした。口の悪いIさんからこんなメールが来るとは思ってもいませんでした。
何もする気がせず、人とも会わず死んだも同然でした。
〔人はどんな状況においても、生きなければいけません、生まれてきたのだから〕シンプルだけどドキッとさせる言葉です。
長いこと、浴槽に浸かっていました。
熱いミルクテイをつくりました。
生きている、生きている。・・・・・・・・どのような意味があるのでしょうか?難しい事は言わずに、人に喜んでもらえる物作りの世界にもどります。
佐藤さん 有難う。
このメールのタイトルは、「プログは多くの人へのプレゼントです!」。
お互いの心が少しずつ平安に向かっていることを感じます。
人の心は、実に実に微妙です。
読者に平安をプレゼントする挽歌を書きたいと思っていますが、なかなかうまくはいきません。
でもまあ、今回はIさんからほめられたので、少し成長しているのかもしれません。
Iさんが元気になっていくと、もっとうれしいのですが。
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