■コラテラルマーダー
ウィキリークスが流した映像の一つに、イラクでの民間人掃射があります。
その映像は「コラテラルマーダー」というタイトルで流されています。
やむを得ざる殺人とでも訳していいでしょうか、
コラテラルダメッジの典型的な事例です。
前の項で書いた「殺処分」もまさに「コラテラルマーダー」ですが、そこに強い共通性を感じます。
しかし多くの人は、イラクの映像には恐れや怒りを感じても、家畜の殺処分には同情や悲しみしか感じないのではないかと思われます。
私たちはそれほど鈍感になっているのです。
諫早湾の開拓はどうでしょうか。
時間をかけた小規模の開拓はいいとして、諫早湾の工業的な開拓もまた、見合えないところでたくさんの生物を「殺処分」しているかもしれません。
そうしたことをすべて否定するつもりはありませんが、その意味だけはきちんと認識しておくべきでしょう。
恐ろしい時代に私たちは住んでいるのです。
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