■年末のお礼
大晦日のテレビはどうしてこんなにも退屈なのでしょうか。
そのおかげで、今日は久しぶりにテレビを見ずに、静かに過ごせています。
今年は実にいろいろなことは見えてきた年でした。
政権交替のおかげで、日本の政治の実態が見えてきましたし、情報社会の到来により、権力が嘘をつくことにもみんな気がつきだしました。
政治と経済がどれほど癒着しているかも見えてきたように思います。
見えないものを見えるようにするのが情報社会です。
しかし同時に見えてきたのは、そうした情報社会にも関わらず、多くの人は真実を見たくないと思い出したということです。
真実よりも、見たい幻想を見ているほうが楽だからなのでしょう。
せっかく見えるようになってきたのに、見る人がいなくなったのは皮肉な話です。
今年の時評編はあまりに独断的で、品格のないものが多かったような気もします。
来年はどうなるでしょうか。
来年は、もう少しみなさんに共感してもらえ、なるほどと言ってもらえるようなものを書けるようにしたいと思っていますが、どうなりますことか。
それにしても、勝手気ままな独善的な時評にお付き合いいただいたみなさまには感謝しています。
ありがとうございました。
気が向いたら、湯島の私のオフィスに遊びに来てください。
毎月最後の金曜日の夜は、だれでも歓迎のオープンサロンを開いています。
書くより話すほうが、私は好きなのです、
いつかお会いできますように。
新しい年が、みなさまにとって楽しい年になりますように。
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