■「殺処分」の狂気
鹿児島県出水市のナベヅルから鳥インフルエンザウイルスが検出されたことで、また撮りインフルエンザの広がりが懸念されています。
また鳥の「殺処分」が起こらなければいいのですが。
ところで、前にも書きましたが、「殺処分」という手法におおきな恐怖を感ずるのは私だけでしょうか。
恐怖だけではなく、どうしても納得できないのです。
人も病気になります。
伝染性の高い場合は隔離治療されます。
しかし「殺処分」はされません。少なくとも最近は。
動物愛護協会は、動物の「殺処分」をどう考えているのでしょうか。
動物も病気になるでしょう。
だからいって、まだ感染もしていない鳥や牛や豚を予防のためとい言って「殺処分」する発想がどうしても理解できません。
動物から「病気になる権利」を奪うのか、などといった「おかしな議論」をする気はありませんが、病気が広がって何が悪いのかとさえ、私は思います。
予防のために可能性のある生命を「殺処分」するというのは、どう考えてもおかしいように思います。
「殺処分」しなかったら、「殺処分」された以上の生命体が死ぬのでしょうか。
その可能性がないとはいえませんが、そうでないかもしれません。
ともかく「危険な要素」は抹殺しておくというのは、私の発想には全くなじめません。
ところで、昨日、ある人が、ある人の紹介で私を訪ねてきました。
メールによれば、
「○○先生より、『大変な(危険な!?)人物である』とうかがいました」
と書いてありました。
その○○先生は、このブログも含めて、私のサイトを読んでくれたようです。
どうやら私もまた「危険な要素」なのかもしれません。
まだ目立たないので魔手は届いていませんが、そのうち抹殺されるかもしれませんね。
恐ろしい時代です。
しかし、「殺処分」する側であるよりも、「殺処分」される側であることはうれしいことです。
みなさんは、どちらを選びますか。
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