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2010/12/01

■人によって世界はまったく違って見えている

北朝鮮の民間人攻撃には驚きました。
どう考えても理解できません。
北朝鮮は、そういう国だと思えば不思議に思うこともないのですが、今回の事件に関して言えば、どうも心に引っかかるのです。
暴挙というには、かなり限界を超えているからです。

市川海老蔵さんの殴打事件も同じように腑に落ちない事件でした。
しかしその後の報道で、かなり納得できるようになりました。
北朝鮮の事件と違って、当事者に関する情報は同じ条件でわかっていくでしょう。
海老蔵さん側の話だけでは、北朝鮮の事件と同じく、殴打した人はとんでもなく悪い人だと非難されるでしょう。
しかし事実がわかってくると、悪いのはもしかしたら海老蔵さんという感じもします。
少なくとも、そんなに不思議な事件ではなくなるはずです。

つまり、一方の情報だけでは事実は見えてこないということです。
一方から見ると不思議な事件も、双方から見れば何と言うことのない事件なのかもしれません。
情報源には注意しなければいけません。

問題はもう一つあります。
「ウィキリークス」が話題になっています。
創設者は犯罪者扱いです。
多くの人は機密を公開することは悪いことだと思うでしょう。
機密として隠すことが悪いことだと思う私とは全く評価基準が違いますが、これは評価者の問題です。
同じ事実も、評価者の価値基準で正反対に見えるということです。
世界は人によってまったく違って見えているのです。

そのことを私たちはいつも意識していなければいけません。
マスコミの報道が、最近、画一的になっているのがとても気になっています。

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