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2010/12/01

■節子への挽歌1185:ギンモクセイ

節子
玄関のギンモクセイが花をつけ出しました。
目立たない花なので気がつきませんでしたが、娘から教えてもらいました。
Gin3

このギンモクセイは転居前の家の玄関にあったものだそうです。
私はそもそもギンモクセイという花を知らなかったのですが、娘が良い香りがしているね、と言ったので、玄関にキンモクセイなどあったかなと質問したら、ギンモクセイだったのです。
もっとも節子はギンモクセイがあまり好きではなかったようですね。
節子も花の好き嫌いがありましたから、好きでない花は目立たないところに置かれていました。
私自身はそうした差別待遇は好きではありませんでしたが、わが家の花の管理者は節子でしたから仕方がありません。
玄関が目立たないわけではありませんが、玄関の死角に置かれていました。
私はヒイラギかと思っていましたが、よく見ると違うものでした。

ギンモクセイの花言葉は「初恋」とか「気を引く」ということだそうです。
いかにも地味に咲いているギンモクセイには少し意外な花言葉ですが、ネットで調べたら「ギンモクセイ」という歌まであることを知りました。
歌詞を読んだら、初恋ではなく、心変わりした人を恋する歌でした。
歌詞の一部が心に突き刺さりました。

声が聞きたくなったって
喜ぶ顔が見たくたって
もう帰ってこないのに笑顔だけ
悲しいくらい浮かぶの

急に節子と最初に会ったころのことを思い出しました。
わが家の花は、もしかしたら彼岸に行った節子とつながっているのかもしれません。
気のせいか、ギンモクセイの向こうに節子の笑顔が見えたような気がしました。

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