■節子への挽歌1236:感謝したい時には妻はなし
節子
最近また節子の前が花でにぎやかになっています。
今日はネパールで活動している田中さんが娘のスペインタイルの工房に来てくれたのですが、チューリップとフリージアを持ってきてくれました。
田中さんは日本のチューリップをカトマンズに植えてくれてことがありますが、今日持ってきてくれたのは日本のチューリップです。
私は出かけていたので、田中さんにはお会いできませんでしたが、節子はみんなから花がもらえて幸せ者です。
その前に、敦賀からは福井の水仙が届きました。
福井の水仙も毎年届きます。
今年のお正月はバタバタしていて、生花はあまり買わなかったのですが、
それでもその時のカサブランカがまだ咲いています。
寒いせいか長持ちします。
室内のシクラメンもカランコエも元気です。
そういえば昨年もらったミニ胡蝶蘭がつぼみを持ち出しました。
庭にある盆栽に梅も咲いています。
寒い冬でも花は元気に咲くことを知りました。
今週は寒い毎日が続いていますが、わが家は花のおかげで華やいでいるのです。
寒さには強い花も、水は不可欠のようです。
乾燥した天候が続いているので、水やりをきちんとやっていなかったため、枯れてしまった花木もありそうです。
ちょっと気を抜くと室内の花木も水が不足して元気をなくします。
かといって、たくさんやりすぎると根腐れしてしまいます。
気が抜けません。
まあそんなわけで、節子が残した花木は、残念ながら毎年少しずつ減っています。
しかし、いのちあるものは、いつか必ずいのち尽きるものですから、仕方ありません。
私も植物が大好きです。
節子のおかげで、いつも花に囲まれていましたが、節子がいなくなってから、花の世話の大変さを知りました。
花だけではありません。
私の生活が快適だったのは、節子のおかげだったのです。
最近そのことにようやく気づきだしました。
親孝行、したい時には親はなし、と言いますが、感謝したい時には妻はいないのです。
困ったものです。
伴侶がいる方は、そうならないように、いますぐ感謝することをお勧めします。
感謝の言葉を伝えられないことは、とても辛いことですから。
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