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2011/01/19

■節子への挽歌1235:悲しい時には悲しむのがいい

節子
ある人からの過去のメールを探していたら、こんなメールに出会ってしまいました。

佐藤さんへ
夫は、お前より、1分前に死にたいといっております。
私も、何をするにも夫と一緒なので、きっと佐藤さんの気持ちがそのときになればしみじみわかると思います。

いっぱいめそめそして、またいつか奥様に会えたら、思いっきり笑われたらいいじゃないですか。
がんばって、めそめそしてください。
微笑みながら天国からきっと眺めておいでかと思います。

彼女は10年近く前に、山口県のあるNPOの集まりで、発達障害者のための働き場をつくりたいと呼びかけていました。
それでささやかに応援させてもらって以来のお付き合いで、東京に来ると私に会いに来てくれます。
不思議な人で、ある時はお漬物の大根を、ある時は手づくりのバックをお土産に持ってきてくれました。
節子は、そのバックを大事に使っていましたが、そのお礼を書いた返事が、このメールです。
節子を見送って、まだ3か月もたっていない日付でした。

当時はいろんな人が声をかけてくれました。
私がきちんとそれに応えられていたかどうかは自信がありません。
しかし、この種の、つまり「めそめそ」を応援してくれた人にはたぶん返事を出したように思います。
素直な気持ちに従うことを応援してくれる声には心やすらぎ、元気が出るのです。
もし皆さんのまわりに、悲しみに出会った人がいたら、元気になれなどといわずに、悲しみを応援してほしいと思います。
人は、悲しい時には悲しむのがいいのです。
うれしい時にはうれしがるのがいいように。

来週、この人は湯島に来ます。
彼女が構想していた働き場は見事に実現したのですが、それがさらにどう発展しているか、楽しみです。
彼女のお菓子づくりの腕も上達したことでしょう。

乗り越えなくてはならない課題があると、人は元気になり、大きくなります。
乗り越えられない課題の場合はどうでしょうか。
最近、その答が見つかったような気がします。
乗り越えられない課題は、そもそも課題ではないのです。
ニーバーの祈り の意味が、最近少しまた深くわかったような気がします。


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