« ■節子への挽歌1257:小節子が軽くなって帰宅しました | トップページ | ■人の表情 »

2011/02/11

■節子への挽歌1258:「あめゆじゅとてちてけんじゃ」(

節子
雪です。

春に認知症予防をテーマにした公開フォーラムを開催することを急に決めました。
それで一緒にやってくれそうな人たちに数日前に急に案内を出し、今日、湯島で最初の顔合わせをすることにしました。
ところが雪です。
湯島のオフィスの外は吹雪くほどの雪です。
参加者はあるでしょうか。

雪を見ていたら、ついつい宮沢賢治の詩を思い出しました。
節子の参加していたコーラスグループでも歌っていた歌です。
「あめゆじゅとてちてけんじゃ」
賢治の妹が病床に伏せりながら、外の雪を見て、賢治に「あの雪を口にしたいので、とってきてくれないか」といったのです。
そういえば、この話は以前も書きました

暖かな部屋から外の雪を見るたびに、この言葉を思い出します。
大日寺の庄崎さんは、節子は彼岸で白い花に囲まれていると教えてくれました。
彼岸では雪は降るのでしょうか。
穢れのない彼岸には、きっと雪が降る必要はないのでしょうね。

そろそろ参加者が集まる時間です。
雪の中を来てくれるでしょうか。

|

« ■節子への挽歌1257:小節子が軽くなって帰宅しました | トップページ | ■人の表情 »

妻への挽歌07」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■節子への挽歌1258:「あめゆじゅとてちてけんじゃ」(:

« ■節子への挽歌1257:小節子が軽くなって帰宅しました | トップページ | ■人の表情 »