■節子への挽歌1299:陽射し
節子
今日は久しぶりに陽が射しました。
空気は冷たいですが、陽があたっているところはとても暖かです。
東北の被災も福島原発の事故も、忘れてしまいそうになります。
自然の力は、それにしても、大きいです。
地震や津波を起こしたのも自然ならば、すべてをつつみこむような暖かさを与えてくれるのも自然です。
陽射しに目をつぶっていると、天国にいるような気持ちになります。
もっとも、私はまだ天国に行った記憶がないので、本当かどうかはわかりませんが。
陽射しにつつまれながら、考えたのですが、もしかしたら私はずっと節子の陽射しの中で、好きなように生きてきたのかもしれません。
節子の陽射しは、いつも私を温かくしてくれていました。
その陽射しがなくなって、気が冷えてきていたのかもしれません。
自然の力も大きいですが、人の力も大きいです。
被災地の報道を見ていて、改めてそう感じています。
ところで、私は、だれかの陽になれているでしょうか。
反省しなければいけません。
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