■節子への挽歌1297:3日遅れのお彼岸の墓参り
お彼岸にお墓参りに行かなかったので、今日、行ってきました。
地震で多くの墓石がずれていましたが、倒壊はほとんどありませんでした。
補修の仕事をしている人がいましたが、茨城のほうは大変な状況だそうです。
津波に襲われたところは、倒壊どころではなく、跡形もなくなってしまっているのでしょう。
それがどんなに辛いことか、最近は少しわかってきました。
千の風になろうとなるまいと、やはりお墓は大切です。
1年ほど前までは毎週お墓参りをしていましたが、最近はちょっとさぼり気味です。
もし立場が代わっていても、きっと節子も今頃はさぼっていたでしょう。
まあ、そうした点においては、私たちは極めて似た物夫婦でしたから、間違いありません。
娘たちからは、ちょっと皮肉を言われていますが。
そういえば、最近、庭の献花台にも花がありません。
その上、節子の思い出の花は枯らせてしまうし、困ったものです。
少し悔い改めないと、怒った節子が化けて出てきそうです。
しかし、化けようと化けまいと、節子が出てくることは歓迎ですので、ここはむしろ悔い改めることなく、もっとさぼったほうがいいかもしれません。
本当に化けて出てくるといいのですが、
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