■右往左往
福島原発事故はなかなか先が見えません。
その上、野菜や水道水の汚染が明らかになり、その情報でミニパニックが起きそうな状況です。
あらゆる店頭から水がなくなっています。
水だけではなく、私が今日立ち寄ったお店にはジュース類もありませんでした。
1週間前にはガソリンスタンドに自動車が並んでいましたが、今日はガラガラでした。
なぜこうもみんな学ばないのでしょうか。
野菜は最初ほうれん草だけでしたが、常識的に考えて、ほうれん草だけが放射線と親和性があるわけではありませんから、すべての野菜や水道水に影響が出てくるのは時間の問題です。
騒ぐことはありません。
一昨日も書きましたが、すべては原発を許した時に始まっているのです。
いまさら慌てるのは、私には呆れるとしか言えません。
みっともないのです。
なかには海外に脱出するという人もいます。
がっかりしました。
もちろんその人を非難するつもりはありません。
人には人の生き方がありますから。
しかし、こういう人とは友だちにはなれません。
もう少しどっしりと生きて欲しいものです。
風評に振り回されて生きることほど、無意味な人生はありません。
私は原子力発電についてはその存在そのものに反対立場ですが、放射能の害などに関しては知識はありません。
ですから発表されている数値には全く興味がありませんし、それが許容水準かどうかもわかりません。
専門家がいろいろと解説していますが、だれもどうせわかってはいないはずですから、信頼はまったくしません。
水俣病の歴史を思い出せばわかりますが、最も無知だったのは専門の研究者です。
彼らは無知の上に、無恥でした。
安全だ、安全だと、なぜかテレビキャスターは説明してくれますが、そう言う人たちが福島の野菜を食べているとは思いません。
彼らはお金のためにただシナリオを読んでいるだけでしょう。
学識はあっても知性のない人は、信頼できません。
わが家は今日は茨城の野菜を夕食に調理してもらいましたが、あの人たちは食べていないでしょう。
家族にも同じことを言っているとは思いにくいです。
一方で、放射能が危険だ、政府は真実を述べていない、と言うような情報もたくさんまわってきます。
東電本社にデモをしようなどというのもまわってきます。
こう言う人たちも私には信頼できません。
というか、嫌悪感さえ持ちます。
私が信頼するのは現場で汗を書いている人です。
原発の現場で、今日、被爆したひとにも感謝しています。
彼らのおかげで、私たちは安楽に暮らせているのですから。
彼らのためにも、私たちはライフスタイルを変えなければいけません。
風評に影響を受けないように、もっとしっかり生きたいものです。
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