« ■報道者の目 | トップページ | ■こんな時だからこそ3:テレビCMとサンデルの正義論 »

2011/03/26

■節子への挽歌1301:加野さんからの水

節子
福岡の加野さんから水が届きました。
我孫子の水汚染がまたテレビで放映されたようです。
昨日、解毒効果もある水素イオン水を送りますと電話がありました。
とてもお元気そうで、安心しました。
なにしろ加野さんはもう80歳のなかばなのです。
最近ご無沙汰していたので、ちょっと気にはなっていたのですが、逆にどうも心配されていたようです。
水道水がありますから大丈夫ですと応えましたが、我孫子の水道水も汚染されているようです。
現場の渦中にいるよりも外部の人の方が問題の所在がわかるのかもしれません。
しかし、それは仕方がないことです。
時評編に書きましたが、すべては原発を許した時に始まっていたのです
その時に覚悟すべきことであり、いまさらバタバタするのは私の生き方には合いません。
節子もきっと賛成してくれるでしょう。

心配してもらうことを素直に受け入れることも、大事です。
これは節子と言うよりも、私の文化でした。
誰かに何かをしてやるほどの能力も資力も特にあるわけではない私としては、存在すること自体で役に立つことがあるという、考えようによっては実に自分に都合のいい考えを昔から持っています。
この考えが間違っていなかったことを、私は節子との別れで確信しました。
節子は私に何もしなくても、存在するだけで私の支えになっていたのです。
節子がいなくなってから、そのことを改めて実感しました。

加野さんからの水は結局、送ってもらうことにしました。
いつかまたお返しすることができるかもしれません。
お互いの年齢を考えると、それが現世ではないかもしれませんが、そんなことは瑣末な話なのです。

加野さんの水は、先ずは節子に供えさせてもらいました。
節子と一緒に大宰府に加野さんを訪ねたかったと、改めて思います。
加野さんからいただいた久留米絣のテーブルクロスや暖簾は、節子のお気に入りでした。

|

« ■報道者の目 | トップページ | ■こんな時だからこそ3:テレビCMとサンデルの正義論 »

妻への挽歌07」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■節子への挽歌1301:加野さんからの水:

« ■報道者の目 | トップページ | ■こんな時だからこそ3:テレビCMとサンデルの正義論 »