■節子への挽歌1319:節子ならどうするか
節子
節子ならどうするでしょうか。
原発事故を知った東電社長が奥さんを米国に避難させたという話を今日、聞きました。
真偽のほどはわかりませんが、それを聞いて私がまず思ったのは、私だったらどうしたか、そして節子だったらどうしたか、です。
まず私はどうするか。
たぶん節子に状況を説明した上で、打診はするでしょうが、おそらく薦めはしないでしょう。
できれば、一緒にいてほしいと頼むか、私も一緒に避難するでしょう。
節子は、仮に私が勧めても、独りでは避難せずに、行動を共にするでしょう。
節子が私を独り置いていくわけがありません・
とまあ、これが私の勝手な想像です。
娘に、節子ならどうすると思うかと訊いてみました。
お母さんは行かないよ、と即座に娘は答えました。
やはり私たちは苦楽を共にする理想の夫婦だったのです。
と思いきや、娘が続けて言いました。
お母さんは英語が話せなかったからね。
娘と私の節子像は、かくも違うのです。
困ったものです。
さて、私もそろそろ彼岸に避難することを考えたい気分です。
節子に話したいことが溜まりに溜まって、あふれだしそうです。
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