■こういう時だからこそトップを変えるべきでしょう
統一地方選では民主党は敗北してしまいました。
そのため、与野党から菅首相辞任の声が出ているようです。
そんなことよりも復興への取り組みが大切な時期だという人もいます。
「だれがではなくて、何をどうやるのかということで判断」すべきだと、枝野さんも今日の記者会見で言いました。
問題の立て方が、ここでも大きくずれています。
地方選で民主党が敗れたのは、いまの対応が悪いことが大きな影響を与えているはずです。
民意が、民主党から離れたのは、今に始まったことではありませんが、今回の地方選には明らかに震災や原発事故への対応の悪さへの批判の民意が働いています。
いまの菅内閣には、問題解決能力が期待できないと多くの人は考えています。
だとしたら、いまこそ日本のトップを変えるべきです。
「だれが」と「何をどう」は、決して別の問題ではないのです、
「何をどう」を決めるのがトップであり、結局は「誰か」なのです。
それが危機管理の基本です。
私利私欲を捨てて、問題解決できるリーダーがいま必要だろうと思います。
しかし、多くの人は、こんな時期にはトップは変えるべきではないといいます。
日本のトップがころころ変わるのはみっともないなどとおかしな論理を言う人も以前かなり多かったですが、ころころ変わるのが問題ではなく、そうした状況を変えられないのが問題なのです。
原発事故対応では初動での対応を間違えたといわれますが、同じ間違いをするべきではないでしょう。
しかし残念ながら日本の多くの人はそうは考えない。
どんな人でもトップの座についた人に従う躾ができているからです。
では誰がトップにつけばいいのか。
こう言う時期にこそ、ふさわしい人がいるはずです。
東京都民は、その選択を間違わなかったように思います。
ここは「好き嫌い」のこだわるべき時期ではないような気がします。
このままでは、何も動かないような気がしてなりません。
まあ、こんなことをいくら書いても意味はないのですが、今日は暇なものですから。
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