■個人ではなく仕組みの問題
大震災や原発事故の報道の中で、いろんな重大な問題がシッポ切り的な対応になっているような気がしてなりません。
たとえば八百長相撲ですが、下位の関取を中心とした個人的処罰で問題を終了させようとしています。
問題は仕組みだと思いますが、弱い個人が実質的な解雇措置にあっています。
裁判に訴えようといっていた多くの力士も、なぜか争わなくなり、わずかに争うとしている力士は極めて少数派のようです。
しかし、ぜひ裁判にして問題をきちんと解決すべきです。
たとえば前田元特捜検事の裁判も、個人レベルの解決で終わりそうです。
問題は個人の行為ではなく、そうした行為が起こってしまう組織のあり方のはずなのですが。
原発事故もそうならなければと思います。
改めてシステムの恐ろしさを感じます。
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