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2011/04/22

■節子への挽歌1328:久しぶりの花木園

今日は気分を変えようと、節子がよく行っていた岩田園にミモザの樹を買いに行きました。
庭のミモザが成長しすぎたので、植え替えることにしたのです。
わが家には何本かの樹がありますが、大きく伸びる樹はあまり優遇されていません。
庭が狭いからですが、どうもそればかりではありません。
節子は大きな樹が好きではなかったのです。
ですからなかなかわが家には定着しないのです。

河津桜も地植えではなく、鉢に植えられています。
私は地植えを希望しましたが、大きくなるからだめだと言われました。
転居した時に、植木屋さんのお勧めで庭の一番目立つところに植えた樹は節子のお好みに合わなかったために違う場所に植え替えましたが、そのせいで枯れてしまいました。
その後、その場所にはいろんな樹が植えられましたが、どれも定着せずに、結局、花畑になってしまいました。

ミモザは、散歩していた節子がどこかの庭のミモザが気に入って小さな樹を買ってきて植えたのですが、どんどん大きくなってしまいました。
毎年見事な花も見せてくれましたが、大きくなりすぎたので、枝を切ってしまったのです。
ミモザは枝を切ると枯れてしまうことは知っていたのですが、すべて切ってしまいました。
それで、新しいミモザを植えることにし、娘たちと花木を売っている岩田園に行ったのです。
残念ながらミモザはありませんでした。

久しぶりの岩田園でした。
節子と何回も通ったところです。
特に転居した頃は、何の樹を植えようかとよく議論したものです。
私も、花はともかく、樹木にはそれなりの好みがあったからです。
意見が合わないまま、いろんなところに行った記憶があります。

夫婦連れで花や樹を選んでいる人も少なくありませんでした。
その風景を見て、ちょっとうらやましさを感じました。
これまで夫婦連れを見ても、あまりうらやましさは感じなかったのですが、どうしたことでしょうか。

ミモザがなかったので、生け花のユリを買ってきました。
節子も私も、花は白いカサブランカが一番好きでした。

元気を出そうと岩田園に行ったのですが、判断を間違えてしまったようです。

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