■新しい社会への予感
■新しい社会への予感(2011年4月30日)
昨日、東北応援をテーマに、さまざまな活動に取り組んでいる人たちの集まりを開きました。
14人が集まりましたが、企業に働く人が少なかったのが残念です。
女性と高齢者、それにNPOや社会起業家的な人が中心でした。
最近感じているのは、社会の分解です。
私が会社を辞めたのは、1984年です。
当時感じていたのは、みんな小さなタコツボに入っていることでした。
もちろん私も企業の世界に埋まっていたと感じました。
その後、そうした状況は少しずつ変化し、企業、行政、NPOの世界はつながりだしましたし、NPO同士のつながりも生まれてきているように思います。
しかし、その一方で、現場で汗する人とそうでない人との世界が、どんどん乖離しているような気がしています。
言い方を変えると、現実の世界、サブシシテンスの世界とシステムの世界の乖離が進んでいるような気がします。
以前も少しだけ書きましたが、それがこれまでの社会の構造原理を壊しだしているようにも思えます。
さらに言い方を変えると、新しい人たちの出現です。
新しい人たちは、大企業にも行政にもNPOにも地方議員にもいます。
そういう人に会うと元気をもらえますが、しかしそうした人たちとシステムの世界でまだ生きている人との溝を思うと、気が重くなります。
できれば私は、そのいずれかで生きたいのですが、中途半端にそれぞれに友人知人がいるので、その狭間で、時に小賢しく要領よく、時に不器用におろおろしながら生きています。
しかし、昨日の集まりでみなさんのお話を聞きながら、新しい社会が生まれだしていることを実感しました。
システムの世界からそろそろ転居すべきなのかもしれません。
たとえ落ちこぼれ気味の劣等生だったとしても、長年そこで生きてきた者としては、なかなか踏み切れないのが実状です。
しかし、飛ぶべき時かもしれません。
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