■節子への挽歌1352:ぷーちゃんのコメントへ
今日は宛先を変えます。
節子ではなく、ぷーちゃん宛です。
ぷーちゃんはこの挽歌に今日、コメントを寄せてくれた人です。
私が知っているのは、そのコメントに書かれていたことだけです。
最近、実はかなり気が滅入っています。
3.11症候群と私が勝手に命名している症状です。
そんな状況であることもあって、今朝、このコメントをみた時には思考力を失いました。
すぐに返事を書かなくてはと思いながら、書けませんでした。
悪いことに今日は、ちょっと気の重い用事が2つありました。
一つは入院のための病院での検査だったのですが、いろんな検査をしているうちにすっかり気を吸い取られてしまった気がします。
しかしその間も、ぶーちゃんのコメントが片時も頭から離れませんでした。
夜はあるNPOの総会でした。
そのことはまたどこかで書きますが、少し気の重い総会だったのです。
つかれきりましたので、本当はもう寝たいですが、もしかしたらぷーちゃんが返事を待っているかもしれません。
コメントに関する返事ではなく、挽歌で返答しようと思います。
ぷーちゃんのコメントは、コメント欄を読んでほしいですが、一部を抜粋します。
私の頭から離れない部分です。
最愛の妻を喪って、僕は壊れてしまったようです。もうひとりの方も、先日、「生き地獄」とコメントに書いてきました。
毎晩、仕事から帰ると、泣きながら酒を飲みます。
妻が元気だった頃は散歩をして過ごした休日は、今では朝から夜まで酒を飲んで泣いています。
いったいいつまでこの地獄が続くのでしょう。
「地獄」
実はずっとこの言葉がこの数日、気になっていました。
地獄ってなんなのだろうか。
と、ここから先はどうも長くなりそうです。
うまくかけるほど、今日は私自身余裕がありません。
それにぷーちゃんはもう酒を飲んで寝ているかもしれません。
書き出しましたが、この続きは明日にします。
ともかくずっと考えていたことをぶーちゃんにはお伝えしたいです。
まなさん、にも。
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コメント
佐藤様
僕のコメントが佐藤様にご負担をおかけしたようで
申し訳なく思います。
今までは挽歌を読ませていただくだけでしたが
「夫婦での散歩のお薦め」を読ませて頂いた時
妻と僕との20年間の思い出が噴き出してきて
いてもたってもいられずコメントを書き込んでしまいました。
本当にご負担をおかけしてすみません。
ちなみに名前は「ぶーちゃん」ではなく「ぷーちゃん」です。「ふ」に点々ではなく、「ふ」に○です。
20年間、僕は妻に「ぷーちゃん」と呼ばれていました。
投稿: ぷーちゃん | 2011/05/17 16:25
こんばんは。
夫が亡くなってから、ネットで「死別」・・・とにかくそういう類いのキーワードを打ち込んで、このホームページに辿り着きました。
節子さんへの晩歌は最初からずっと読ませていただきました。私の気持ちを代弁してくださっているような気持ちになり、時には泣きながら、一気に読みました。
死別を経験された他の方のブログもたくさん読ませていただきました。
みなさんがどのようにこの人生最大の苦難に立ち向かわれているのか。それが知りたいのか?自分と同じだなと思いたいのか?とにかくそうせずにはいられませんでした。
夫と結婚する前、夫と結婚したあと、いろんな苦難がありましたが、夫が亡くなり、これほどの苦しみは初めてです。
この苦しみに比べたら、以前の様々な苦難は、まったく比較にならないくらいに些細なことだったんだなと思います。
愛する人、すべてを分かち合ってきた人を失って、喜びや楽しみの感情は全くなく、罪悪感や後悔に苛まれ、ただ一日をやり過ごしている感じです。
この状態を地獄と表現しました。
もし自分の人生に終わりが来るときがきたら、夫のもとに行けると心のそこから嬉しいと思います。
夫は、もちろん私がこんな状態で生きているのを喜ぶわけはないと、それは確信しています。
でも力が出ないのです。
投稿: まな | 2011/05/17 22:12
ぷーちゃん
名前を間違えてすみません。
直しました。
まなさん
コメント、ありがとうございました。
昨夜、アップしたつもりの「挽歌1353」がアップできていないのに、今気づきました。
やりなおしました。
先週は自堕落にやっていましたが、それではいけないと動き出したら、途端に疲労困憊です。
どうもそうした生活のバランスをとれなくなってしまっています。
いつもありがとうございます。
投稿: 佐藤修 | 2011/05/18 07:27
まなさん
ありがとうございます。
書かれていたこと、心に響きます。
ただ最後の文章には異論があります。
>夫は、もちろん私がこんな状態で生きているのを喜ぶわけはないと、それは確信しています。
でも力が出ないのです。
私は、彼岸のパートナーは喜んでいるのではないかと思います。
私はそう思って、素直に力が出ないときは無理をせずに、その状況に浸っていました。
節子さんが悲しむよ、という人もいましたが、節子の気持ちは、私と同じはずだと確信していました。
投稿: 佐藤修 | 2011/05/18 16:49