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2011/05/04

■「ガザのための交響楽団」

今朝のテレビで最初に見たニュースが、「ガザのための交響楽団」のニュースでした。
オバマのような暴力的な人(人の殺害を目標にし、その実現を喜ぶ人)をもいれば、自らが危険を冒して平和を示す人もいます。
そのあまりの対称性は、偶然とは思えません。
心がやすまります。

以前、ラマラのコンサートの話を書いたことがありますが、「イスラエル国籍を持つ世界的指揮者ダニエル・バレンボイム氏が3日、初めてパレスチナのガザ地区を訪問、この日に向けて欧州の音楽家で結成した「ガザのための交響楽団」の指揮を執り、子供ら約700人の聴衆から拍手喝采を浴びた」とヤフーのサイトに出ています。
記事を引用させてもらいます。

AFP通信によると、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」などが演奏され、聴衆は静かに聴き入った。バレンボイム氏は「親愛なる友人よ、あなた方は何年もここに閉じ込められている。これこそわれわれがやって来た理由であり、世界の人々が心配していることを理解してもらえるだろう」と呼び掛けた。
AFPによれば、英語教師ファトマ・シャヒンさん(28)は「子供の心の中で何かが変化し、人を判断する前にちょっと考えるようになるのではないか」と話した。 

経済学者ケインズは、世界を支配するのは思想しかないといったそうですが、思想を変えるのは書物や教育からではなく、体験からです。
今回、コンサートを聴いた子どもたちの思想が結果をだすのは20年後かもしれませんが、間違いなく世界を変えていくでしょう。
人を殺しても、世界は変わりません。

ラマラのDVDを、もう一度観たくなりました。
DVDで観ても、とても感動的です。

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