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2011/05/26

■節子への挽歌1362:入院の準備

節子
6月1日には入院するので、その準備を始めました。
準備といってもたいしたことではありません。
病院で、麻酔担当、看護師、歯科医と3人の人から説明を受けたのですが、節子がいたら全部やってくれるでしょうが、私にはあんまり興味はありません。
説明した後、なにか質問はありますかと訊かれたので、入院中は何をしていたらいいでしょうかと質問しました。
そうしたら、「退屈ですよね」と軽く流されてしまいました。
しかし、それが私の最大の関心事です。
長ければ10日も入院なのだそうです。
親知らず歯を抜くだけで、大変です。

全身麻酔なのですが、麻酔担当の若い医師は、リスクもありますので、もしリスクが大きすぎると思ったら手術を止めてもらってもいいですと、親切に話してくれました。
これは「親切」というべきかどうか迷いますが、その若者はとても親切なのです。
15000分の1で、何かリスクが起こるそうです。
どういうリスクか訊き忘れましたが。
ただ、当院で手に負えなければ、別の病院に転院するから安心してくださいと説明してくれました。
安心すべきかどうかちょっと迷いますが、最近の原子力安全・保安院の説明よりは、間違いなく親切です。
とても良い病院なのです。

娘に入院時に持っていくもののリストを渡して用意してもらうようにしました。
私は退屈対策として、いま流行のipadを買うことにしました。
最近働いていないので、節約して我慢していたのですが、10日の入院の退屈を考えたら、ここは我慢すべきではないと判断したのです。
ところが、お店に行ったら、なんと無料なのです。
お金がなくても買えてしまう。
まさに今様の恐ろしい仕掛けですが、まんまとそれにはまってしまいました。
ところが在庫がなくて、1週間待ち。入院に間に合いません。
そのためいま使っているイーモバイルの速度を高めることにしました。
そんなわけで、何かと大変だったのですが、これで入院中もブログは書けそうです。
節子には批判されそうですが、入院中もやることができました。

娘の伴侶に、もし15000分の1の確率で帰れなかったら後はよろしくと頼みました。
彼は、大丈夫ですよ、などとは言わずに、任せてくださいと言いました。
これで思い残すことはない、とついつい言ってしまう雰囲気ですね。

入院前にやることが山積みで、遺書を書く暇がないので、今回はとりあえず戻ってこようと思います。
ちなみに病院でこんなことをやったらいいというアドバイスをみんながくれたので、退屈どころか忙しい入院生活になりそうです。
いやはや困ったものです。

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コメント

親知らず抜歯ですか。以前近所の歯科医で下の親知らずを抜いた際、横に生えており骨を削って抜こうとしたのですが、先生が新米で抜けず、さらに悪いことに麻酔がきかず、手術1時間でギブアップして途中で院長先生に交代して、なんと注射麻酔10本、骨をけずって歯を粉砕して2時間かかって抜歯しました。麻酔がきかなかったので死ぬほど痛かった思い出があります。ちなみに出血もとまらず、翌朝目がさまると布団が血まみれでした。難しい親知らずだけは、総合病院で抜いたほうがいいと思いました。佐藤さんは総合病院のちゃんとした麻酔なので安心ですね。一週間ゆっくり休んできてください。

投稿: 平井浩人 | 2011/05/29 16:09

平井さん
初めての入院生活は面白かったですが、あんまり休めませんでした。リズムが狂ってしまい、まだ復調しません。困ったものです。

投稿: 佐藤修 | 2011/06/23 18:36

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