■ちょっと気になる太陽光パネル設置構想
菅首相は、OECDで「日本中の設置可能な約1000万戸の家の屋根すべてに太陽光パネルを設置することを目指す」と述べたそうです。
自然エネルギーにシフトしていくことはとてもうれしいのですが、以前からちょっと気になっていることがあります。
太陽光をパネルで吸収して電力に転換することはいいのですが、それがあまりにも広がった場合、何らかの不都合が起きないかと言うことです。
太陽光は間違いなく気象に大きな影響を与えているはずです。
まったく無駄に降り注いでいるのではないはずです。
だとしたら、それを大規模に発電のために取り込んでいいのだろうかという、素朴な疑問を以前から持っています。
そういう視点から、メガソーラー計画もちょっと不安があります。
1000万戸の家の屋根すべてに太陽光パネル設置も違和感があります。
原子力か自然エネルギーか、という捉え方を多くの人はしますが、私の関心は、人間的なサイズかメガサイズか、です。
サイズをどう定義するかは難しいですが、まあざっくりと受け止めてください。
私の感覚では、原子力はその本質においてメガサイズなのですが。
太陽光パネル設置の拡大を否定しているのではなく、みんなが屋根で太陽光を取り込んでしまったら、地球はどうなってしまうのだろうかという、素朴な不安なのです。
どなたか教えてくれませんか。
しかしみんなどうして、エネルギー消費のほうに関心を向けないのでしょうか。
それも不思議です。
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