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2011/06/01

■首相不信任案の提出は一歩前進だと思います

ついに首相不信任案が提出されました。
私は賛成です。

与党が首相不信任案に賛成するのはおかしいと政府の人はいいます。
国会と内閣は別の権力ですので、与党であろうと首相を不信任することは全くおかしなことではないと思います。
首相不信任案に賛成したら、与党を出て行くべきだという意見も私には理解できません。
私は、そもそも党議拘束の発想には賛成できません。
同じ党員だからといって、すべての考えが同じであるはずもないし、必要もありません。
人間は本来多様な存在なのです。

辞任要求だけでその後誰にするかをいわないのはおかしいという人もいます。
しかし、後任を誰にするかを提案することは辞任要求の意味を変質させます。
誰にするかによって全く辞任の意味が変わるからです。
テレビのキャスターやコメンテーターはそういいますが、後任を特定して辞任案を出すことこそおかしいです。
彼らもまた何も考えずにオウムのように理屈を並べ立てているように思います。

被災地の人は、現政府をスピード感がないという一方で、不信任案には余り好意的ではありません。
私には、それも全くおかしく聞こえます。
現政府に不満ならば、当然、首相を変えるべきです。
被災地の自治体の首長の発言は、私にはいつも受動的に感じます。

復興に全力で取り組むべきことが大切で、そんな政局がらみの話で時間をとるべきではないという人もいます。
首相を誰にするかは政局の話などではありません。
平常時はそうかもしれませんが、いまのような緊急時であればこそ、首相を誰にするかが最大の政策課題なのではないかと思います。
誰が首相かによって、事態は全く変わるはずです。
それが緊急時の意味です。
ここで数週間遅れることを嘆くよりも、根本を直すべきだろうと思います。

しかしいかにも遅すぎました。
小沢さんがもっとはやく動き出せば、自体は全く違ったものになったのではないかともいます。
それを封じたのはマスコミと私たちです。

さて明日の不信任案の結果はどうなるでしょうか。
不信任案が成立すると思っています。
まあ、政治に関する私の予想は当たったことがありませんが。
新しい首相は、小沢さんにお願いしたいですが、世論が邪魔して無理かもしれません。
となるとだれでしょうか。
原口さんはどうでしょうか。
また友人から批判されそうですね。
さらに会ったことのない読者からは、「馬鹿」「死ね」ときついお叱りを受けると思いますが。

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