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2011/06/02

■節子への挽歌1369:手術は何事もなく終わりました

節子
手術は何事もなく終わりました。
麻酔薬はどうもすぐ効くタイプらしく、打ってすぐに、その後の記憶が全くなくなりました。
麻酔担当の浜野医師には、せめて手術室に入るまでは意識を持続すると言っていたのですが、見事にだめでした。
意識が回復したとき、浜野さんは開口一番、私の勝ちですね、と笑っていました。
浜野さんの麻酔は完璧でしたね。
もちろん手術をした外科医の武田さんも完璧でした。
まったく痛みも何もありませんでした。

しかし5時頃まではまだ緊急処置室で横になっていました。
ユカと兄が付き添っていましたが、まあ退屈だったでしょう。

夕食は完全な流動食で、餓死しそうなほどおなかが満たされませんでしたが、フェイスブックでそう書いたら、空腹を感ずるのは元気の証拠と何人からメールが届きました。

親知らず歯の奥に,含歯性のう胞というのができていたのですが、それも完全にとれました。
それが悪性だと大変なことになるそうですが、大丈夫そうだといっていました。
元気がないのと餓死とどちらがいいのでしょうか。

まあそんなわけで、手術も終わり、後は退屈するのみだとおもっていたら、
入院患者が少ないせいか、いろんな人がちょいちょい来ます。
一般の看護教育では歯学は学ばないのだそうです。
ですから歯科病院にはいると、そこで初めて歯学を学ぶのだそうです。
食事は患者の状況で実にきめ細かく考えられているようです。
歯科病院ですから、節子が入院していたがんセンターとは雰囲気がかなり違います。
だから節子の追体験にはならないでしょう。
しかし、節子と一緒だったことが多いので、初めての入院も違和感なく楽しんでいます。
本を5冊も持ち込みましたが、まだ1冊も読んでいません。

パソコンの具合が悪く、アップが1日、遅れてしまいました。

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妻への挽歌07」カテゴリの記事

コメント

佐藤さん
手術が無事終わりよかったですね。

手術中の夢の中で、節子さんに会えましたか?
節子さんが傍らで見守っていたこと、
気がつきましたか?

とにかく安心しました。お元気で!!

大浦静子

投稿: 大浦 | 2011/06/03 11:33

大浦さん
ありがとうございます。
元気すぎて、ちょっと無茶をしてダウンしたりしています。
手術中には、残念ながら節子どころか私自身が出てきませんでした。
完全に記憶がゼロです。
楽しみにしていたのに残念でした。

投稿: 佐藤修 | 2011/06/23 18:35

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