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2011/07/27

■中国高速鉄道事故と福島原発事故の対応の違い

中国高速鉄道事故に対する「当局」の対応は、実にわかりやすいものです。
あまりにわかりやすくて、情報がさほど出回っていないであろう中国でさえ、人々の反発は大きく、批判も高まっているようです。
また事故原因に関しても「人災論」が高まっているようです。
それにしても事故列車を十分に調べることもなく土中に埋めてしまうなど、そのやり方は信じがたいものです。

だが、待てよ、とも思います。
日本の福島原発事故への対応と中国の高速鉄道事故への対応と、さほどの違いはないのではないか。
たしかに、中国の対応は日本人から見れば「めちゃくちゃ」です。
しかし、日本の対応はどうだったのか。
私には、さほどの違いを感じません。
事故の複雑さの違いはあるでしょうが、構造的には何も違わないのではないか、そんな気がします。

両者が全く違って見えているのは、私たち日本人だけかもしれません。
日本の「常識」で見ているためかもしれません。
テレビの報道を見ていて感ずるのは、「中国だから」というような蔑視の眼差しも感じます。
放射線汚染という地球規模の事故を起こしておいて、日本人にはそんな資格はないでしょう。
野蛮で無知で、粗雑なのは、明らかに日本のほうではないのか、そういう気がします。
テレビで、中国を蔑視しているような発言をしている人に対しては、日本の権力者たちに対しても同じように発言できないのかといいたくもなります。

だからと言って、生存者を十分に確認もせずに列車解体作業をしてしまうことを受け容れるつもりはありません。
言いたい事は、それと同じようなことを、今、私たちもやっていないのかと言うことです。

他国の事故から、見えてくる自らの問題点もあるものです。

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