■節子への挽歌1453:Day Dream believer
私のブログを読んでくださっているイルカさんからメールが来ました。
原発事故以降、40年前に原発反対の曲で、マスコミから封殺されてしまった、忌野清志郎の曲を改めてじっくり聴くようになったのですが、忌野清志郎。
そのなかに、Day Dream believerという曲があります。
この曲は清志郎が亡くなったお母様のことを歌った曲ということなのですが、なぜか、この曲を聴くたびに、どうしても、佐藤さんと奥様の節子さんのふたりのことを歌っている曲になのでは?と頭に浮かんできてしまうのです。
とても良い曲と思うので、佐藤さんにお伝えしたくてメールをしてしまいました。
いろいろと話題の多いミュージシャンでしたが、私とは少し世代的にずれていたのか、私自身はあまりこれまで聴いたことはありませんでした。
特に「がん」と聞いた途端に、その人の音楽は聴けなくなるのが、最近の私ですので、イルカさんと違って、亡くなったあとも、原発事故以降も、聴いてはいません。
しかし、他ならぬイルカさんのお薦めですので、ユーチューブで聴いてみました。
1回目は、正直、ピンときませんでした。
でも、イルカさんは、この歌から私たちを思い出してくれるのです。
この3日間、パソコンンに向かうたびに聴いていました。
そして、なんとなくイルカさんのいっていることがわかってきました。
それで歌詞を書きとめて、自分の声で読み上げてみました。
驚いたことに涙が出ました。
最近、「臨書」という言葉を覚えたのですが、これは「臨読」ですね。
誰かの文章を、自分の声で読み上げると、その人の気持ちが追体験できるようです。
もっとも、歌詞はお世辞にもうまいとはいえません。
私ならもう少しうまく書くのにと思うほどですが、この一節が頭の中で「発酵」しだしたのです。
ずっと夢を見て いまもみてるたしかに、今の私です。
僕は Day Dream believer
そんで 彼女は クイーン
Day Dream believer
日本語に訳すと「夢に生きる人」でしょうか。
イルカさんからまたメールが来ました。
以前、2008年に、清志郎の「夢かもしれない」の曲について、私がブログに記事を書いたとき、偶然にも、佐藤さんからコメントをいただきました。
すっかり忘れていましたが、その頃からずっと私は夢を見ているのかもしれません。
私のブログや挽歌を読んでくれている人は、もしかしたら私よりも私のことを知っているのかもしれません。
イルカさん
この曲が好きになりました。
ありがとうございました。
| 固定リンク
「妻への挽歌08」カテゴリの記事
- ■第1回リンカーンクラブ研究会報告(2021.09.06)
- ■節子への挽歌1600:「節子がいる私」と「節子のいない私」(2012.01.20)
- ■節子への挽歌1599:苦労こそが人を幸せにする(2012.01.18)
- ■節子への挽歌1598:青空(2012.01.17)
- ■節子への挽歌1597:家族と夫婦(2012.01.16)
コメント