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2011/08/27

■節子への挽歌1455:観音の思い出

節子
先日、上野の国立博物館に空海展を見に行った時に、ちょっとだけ本館にも立ち寄りました。
久しぶりです。
小学校の頃から、上野の博物館は私の大好きなところで、よく通いました。
特に国立博物館の雰囲気は気に入っていました。
しかしこの20年ほどは本館に入ったことがありませんでした。
それで雰囲気だけを味わいたくて、立ち寄ったのです。

レプリカでしたが、薬師寺東堂の聖観音像がありました。
まさかここでお会いできるとは思ってもいませんでした。

再建された薬師寺の伽藍には結局いけませんでしたが、薬師や唐招提寺には何回か行きました。
そのふたつをつなぐ道もとても好きでした。
節子が病気になる少し前に京都には行きましたが、奈良には結局いけませんでした。
あの時、なぜ足を伸ばさなかったのか悔やまれます。
奈良に最後に行ったのは、薬師寺の西塔が完成した直後だったと思いますので、もう長いこと訪れていません。
奈良にはまた一緒に行こうといいながら、実現できなませんでした。
今から思えば、薬師寺の薬師三尊に祈れば、奇跡が起こったかもしれません。
薬師寺の薬師三尊は、私が最初に惚れこんだ仏なのです。

先日、空海展を見たせいか、最近、いろいろと仏像を思い出します。
節子と引き合わせてくれたのは、渡岸寺の十一面観音でした。
飛鳥寺の大仏にはちょっとしたいたずらをした思い出もあります。
三千院の阿弥陀三尊は訪れるたびに姿勢を変えていました。
気にいるかなと思っていた法華寺の十一面観音には節子はあまり興味を示しませんでした。
そう思いながら、気がついたのですが、節子はあまり仏像が好きではなかったのかもしれません。
私よりも信心が深いのは間違いありませんが、節子から仏像の話を聞いたことがありません。
節子の実家は滋賀県高月町。
観音の里といわれているところなのですが、あまりに身近すぎたからでしょうか。

節子とまた観音めぐりをしたいです。
節子と一緒に観音の前に立った時の心の平安さを、もう一度体験したいです。
それはもはや、かなわぬ夢でしょうか。
それでは観音になって夢に出てきてほしいものです。

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