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2011/09/08

■節子への挽歌1467:湯島での空白の2時間

節子
湯島で2時間、空白の時間ができてしまいました。
最近、時間の合間を見て、書類の整理をし始めました。
節子が一緒にいた頃は、書類の整理はすべて節子任せでした。
さまざまな資料がテーマ別にファイルされていたのですが、それを活用する機会も最近はなくなってきました。
それでも、節子と時間をかけてつくり上げてきた仕組みは、湯島のオフィスでも家庭でも、いまもなおそれなりに機能しています。
さて、書類の整理を使用かとも思いましたが、どうも今日はやる気がおきません。

ベランダに出しているランタナは、最近は注意して水をやっているので、元気です。
節子が残していた大きな鉢が2つありますが、そこに植え替える仕事はどうでしょうか。
まだ暑いので、もう少し涼しくなってからのほうがいいでしょう。
なれない仕事で、せっかくのランタナをまた枯らしてはいけません。

あんまりやることがありません。
それで、友人が持ってきてくれた珈琲豆を一人で挽いて、久しぶりにゆっくりと珈琲を飲みました。
今日は朝から4杯目の珈琲です。
節子がいたら、ケーキが出てくるのでしょうが、残念ながら珈琲だけです。

このオフィスは、誰に対しても開かれたコモンズ空間であると共に、私と節子の2人だけの憩いの場でもありました。
私にとっては、とても不思議な場なのです。
オフィスの様子は節子がいた頃とほとんど変わっていません。
久しぶりに来た人の中には、雰囲気が変わったねという人も時にいますが、多くの人が、懐かしいですね、といいます。

次の来客までまだ1時間以上あります。
手持ち無沙汰ので、机の上の黒めだかの水槽の掃除をしようかと思います。
この黒めだかは、節子がいるときにはいませんでしたね。
あの頃いたのは、ヒメダカでした。
そういえば、きれいに見えていた夕陽も、最近はビルの陰で見えなくなりました。
やはり少しずつ風景は変わっているものです。

いや、節子がいないことが一番の変化ですね。
雰囲気が変わったね、という人の意識の中には、もしかしたら節子がいるのかもしれません。
私にとって雰囲気が同じなのは、きっと私の中に節子がいるからでしょう。

まあそれはそれとして、水槽の掃除です。
今日の夜はここで技術者交流サロンです。
少しずれ込んでいますが、サロンがどんどん増えてきています。
節子だったらなんと言うでしょうか。
また病気が始まったわね、というかもしれません。

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