■住みやすい社会
感心することがあります。
湯島に来る人には、あまり読まれたくないので、書くのを躊躇していましたが、昨日はあまりにも見事だったので、書くことにします。
湯島の私のオフィスではいろんな集まりを開きます。
決まったメンバーの集まりもあれば、その時限りの集まりもあります。
私の友人知人もいれば、初対面の人が参加することも多いです。
湯島の私のオフィスは、私の頭の中では「コモンズ空間」なのです。
私が参加しない集まりもあるのです。
昨夜は、技術者交流サロンと言うのをやりました。
参加者が面白がれば、継続しようと思っての、最初の集まりでした。
私を含めて10人が参加しました。
メンバーは、大企業の部長や中小企業の社長や個人起業者や、さまざまです。
私にとっては半分以上は友人ですが、初対面の人が4人もいました。
サロンは、はじめて知り合ったもの同士とは思えないほど、楽しく盛り上がりました。
遅くも9時には終わるとお話していたので、9時を少し過ぎた時に終わりました。
さて、そこからです。
私は何も言わないのに、みんなが自発的に後片付けだしたのです。
私が参加した人と話しているうちに、使われた珈琲カップやグラスは炊事場に運ばれ、なんと某大企業の部長が洗ってくれていました。
残った食べ物や飲み物は、これまたきれいに片付けられていました。
その見事さには、驚きました。
そういえば、会費制だったのですが、その会費も誰かが集めて箱に入れられていました。
一応、主催者は私だったのですが、何もしないまま終わりました。
昨夜はあまりにも見事でしたが、昨夜に限った話ではありません。
集まりをやると、だいたいにおいて誰かが片付けてくれるのです。
女性とは限りません。
不思議なのですが、女性がいると女性がイニシアティブを取りますが、女性がいないと男性がみんなで動くことが多いのです。
昨夜のように、思ってもいなかった人が洗いものまでしてくれるのです。
男性は家事をやらないという時代は終わったようです。
私のオフィスは、私だけしかいません。
だからみんな気配りしてくれるのかもしれません。
しかし、私にはなかなかできないことです。
昨夜の見事さには驚きました。
こんな人たちばかりだと、住みやすい社会になるはずなのですが。
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