■石川ともひろ講演会
昨日、市民連帯の会(代表:三井環)主催の「石川ともひろ講演会」を聞きに行きました。
石川さんとは、もちろん小沢一郎さんの秘書の石川さんです。
タイトルは「政治の迷走を生んだ陸山会事件」です。
残念ながら陸山会事件そのものに関する話よりも、現在の政局の話などに話題が拡散したため、話は面白かったのですが、肝心の事件の真相につながる話はあまりありませんでした。
たぶん当事者にとっては、あまりにもばかばかしくて、話にもならないんでしょう。
検察審査会などは本当にひどい捏造としか、私にも思えません。
マスコミがたたかないのは、原発と同じく、たたいたら災難が降ってくるからでしょう。
元検事の三井さんは、検察はマスコミに意図的にリークして「風を起こすのだ」とご自身の体験を語っていました。
小沢事件は、明らかに政治事件だと思いますが、マスコミは完全に反小沢ですから、正確な情報は流れません。
例の厚労省の村木事件がはっきりと示していますが、当事者にならない限り、みんな検察は正義だと思っているのです。
石川さんは最近、「悪党」という、小沢一郎さんに関する本を出版しました。
政治評論家の岩見陸夫さんが褒めていますが、昨日、石川さんの話を聴いて、石川さんを見直しました。
彼は小沢さんをいまも信奉していると思いますが、したたかなに動いているような気がします。
かなりの人物です。
三井さんは検察の裏金を告発した元検事です。
後半は、三井さんと石川さんの対談でした。
面白かったです。
すべてを失った者の話には共感できるものが多いです。
光市母子殺人事件の安田弁護士が石川さんの弁護をやっているようです(間違っているかもしれませんが、そう聞えました)。
安田弁護士は、このブログで私は酷評していますが、きちんと本人の話を聴かなければいけないと思いました。
機会を見つけて、講演をお聴きするつもりです。
しかし日本の司法は腐っています。
改めてそう感じました。
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