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2011/09/12

■実に虚しい

経済産業省の前でハンガーストが行われています。
その状況がユーストリームで流されています。
あるメーリングリストでその情報が流れていたので、見てみました。
ついでにユーチューブにアップされていた昨日までのものもいくつか見ました。
暑さの中を若者たちががんばっています。
しかし、そこに時々、警備の人が敷地内に入ってはいけないなどと注意に来て、若者たちと言い合いになったりしています。

昔の国会デモでもそうでしたが、前線でぶつかり合っていた警備側〈昔は機動隊でした〉とデモをしている人とは、別に対立しているわけではないでしょう。
今回の経済産業省前のデモは上関原発反対ですが、警備の人が上関原発を動かしているわけではありません。
そのやりとりを見ていて、実に虚しく、悲しくなりました。
そこで対立しあっている意味は何なのか。
対立などせずに、お互いの立場をわきまえながら話し合えないものか。
対立からは何も生まれませんが、話し合いからは必ず何かが生まれます。
それに対立していると、ついつい言葉も荒れてきます。
言葉が荒れると心も荒れます。
荒れた心からは何も生まれません。

戦争の前線で戦う兵士は、お互いに殺し合う理由などないはずです。
デモの現場で揉みあう理由は何でしょうか。
どこかで何かが間違っています。

実に虚しい。
実に悲しい。
そして実に腹立たしいです。

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