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2011/10/03

■節子への挽歌1491:沢蟹の棲家への入居者募集中

昨日は実現しなかった夢のことを書きましたが、私にはまだ実現していない夢もあります。
それはわが家の庭の池に、沢蟹を定住させることです。
節子が元気だった頃は、毎年、福井の節子の姉の家に行くと必ず沢蟹を見つけて連れてきました。
そして庭の池に放すのですが、すぐに居場所が分からなくなり、二度と姿を見つけることができません。
最初の頃は、節子はあまり本気に受け止めていませんでしたが、次第に理解してくれて、福井への旅行の度に沢蟹探しに付き合ってくれました。

茨城にも探しに行ったことがあります。
それを思い出して、今日、茨城に沢蟹探しに行きました。
節子と以前、一緒に行ったあたりですが、やはり沢蟹がいそうなところにまで行き着けませんでした。
節子がいないのもさびしいですが、沢蟹がいないのもさびしいです。

節子は植物と一緒に暮らすのが好きでしたが、
私は、沢蟹に限らず、小さな生き物と一緒に暮らしたいと思います。
昆虫が飛んできたら、家の中に入れたいというタイプです。
もちろん家の中では昆虫は生き続けるのが難しいので、分別がついてからは、迷い込んだ昆虫は外に出してやるようにしていますが。

庭の池に沢蟹が定着するはずがないと節子はいつも笑っていました。
しかし、笑いながらも私の沢蟹取りにはいつも付き合ってくれましたし、姉夫婦にまで頼んでくれていました。
まあ姉夫婦は、私の気まぐれの一つで、さほど真剣ではないと思っていたと思います。
しかし、私は正真正銘、沢蟹と共に暮らしたいのです。
水槽で飼われた沢蟹ではなく、池に自発的に定着した沢蟹とです。

昨年、敦賀の姉から「カニを送ったから」と電話がありました。
こんなうれしい電話はなかったのですが、送られてきたカニは、沢蟹ではなく、越前蟹でした。
カニは蟹でも、越前蟹では食べることしかできません。
がっかりしました。
娘たちは喜んで食べていました。まあ、私も食べましたが。

私が好きなのは、毛蟹でも越前蟹でもタラバ蟹ではなく、生きている沢蟹なのです。
蟹を食べるのが好きなのではなく、蟹と共にあることがうれしいのです。
前世のいずれかでは、蟹だったのかもしれません。

どなたか我孫子の近くに、沢蟹が生息している場所をご存知ありませんか。
連れてきた蟹は決して食べたりはせず、棲みやすい棲家を提供します。
自由を拘束することはありません。
食べられる蟹はいりません。

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