■節子への挽歌1494:私以外はみんな元気そうです
残念ながら昨夜は節子の夢は見ませんでした。
夢を自在に操れるところにまで、まだいけていないのです。
まあ自由に操れる夢であれば、それは「夢」とはいわないでしょうが。
今日はとても寒い日になりました。
それで娘がいない間に和室にコタツをたててしまいました。
私はコタツが大好きなのです。
いつも節子には、まだ早いと言って止められていましたが、それにしてもこんなに早くコタツを出したのは初めてかもしれません。
寒いばかりでなく、今日は朝から雨です。
それでオフィスに行くのをやめて、たまっている仕事に取り組みだしましたが、寒いのでやはりコタツにはいりたくなりました。
コタツに入ると仕事をする気分が出てきません。
そこで最近気になっている友人に電話することにしました。
電話をするとまた引っ張り出されかねないので、あんまりしたくはないのですが、「便りがないのは元気な証拠」ともいえない友人も少なくないのです。
まずは小学校時代の同級生のS。
一人住まいで、前回の電話ではあまり元気がなかったのですが、今回は元気そうでした。
まずは安心。
しかし案の定、会うことになりました。
続いて、大阪にいるMさん。
Mさんは私より年上なのに今年から大学院に通いだしているのです。
そのせいか、この半年、全く連絡がなくなっていました。
ダウンしたのではないかと気になっていたのですが、これまた元気でした。
話の成り行き上、大阪まで会いに行く約束をしてしまいました。
だから電話はしたくないのです。
3番目はさらに気になっていた難問を抱えているBさん。
今度こそ少しどきどきして電話しましたが、やはり元気でした。
心配していたのが損した気分です。
要するに、一番元気でないのは私だということがわかりました。
元気だったら元気だといってこい、と言いたい気もしましたが、まあ元気で何よりです。
そういえば、広島のOさんから、寒いのでコタツが登場、というメールが今日、届きました。
Oさんももう半年以上、連絡がありませんでした。
とても元気そうで、家の近くには沢蟹がたくさんいるよと書いてありました。
私の挽歌を読んでくれているようです。
それにしても今日は寒いです。
娘に頼んで夕食はあったかいうどんにしてもらいました。
予定していた仕事は、また先送りになってしまいました。
困ったものです。
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