■「日本からお金が無くなったら、何が残ると思いますか」
野田首相には失望しました。
この人の心の中には、やはり何もないのでしょうか。
昨夜のNHKニュースウォッチ9は、野田首相をゲストにして、視聴者からの質問に答えるという企画でした。
期待しました。
最初に届いたメールは、NHKのやらせを感じさせるほどの質問でした。
福岡の10代の女性からだそうです。
「日本からお金が無くなったら、何が残ると思いますか」。
素晴らしい質問で、これは期待できると思いました。
しかもその質問に、野田産は動ずることなく、淡々と語りました。
野田さんの答えは、「底力」でした。
お金がなくなっても回復する底力がある、と答えたのです。
私の考えからすれば、質問の意味を全く理解していません。
がっかりして、見るのをやめました。
こんな人の答など聞いても意味はないでしょう。
私の考えすぎかもしれませんが、質問の意味は、何が大切なのか、です。
そして日本のアイデンティティを問うているように思います。
仮にそうでないとしても、国家のリーダーはそれをこそ語るべきで、そこから希望やビジョンが生まれます。
お金にしか興味のない野田首相の世界観がよくわかります。
TPPに参加したがり、増税を目指すのは当然なのでしょう。
彼には理想もビジョンもないのでしょうか。
あまりにがっかりして、この文章を書く気さえ起こりませんでしたが、あまり話題になっていないようなので書き留めておくことにしました。
ますます政治報道を見る気力が萎えています。
見ると必ず心が乱れます。
3日ほど旅行していて、テレビと新聞にふれなかったため少し元気になっていたのですが、
帰宅してテレビをつけた途端に、不快さが戻ってきました。
困ったものです。
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