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2011/11/06

■技術者の総括

テレビの街頭インタビューで「安全だという科学者は信頼できない」と発言している街の人がいました。
何気なく見過ごしそうな話ですが、これは恐ろしい話ではないかと思います。
現代社会は科学技術の成果の上に成り立っているといってもいいでしょう。
その科学技術への不信感が広がっているということです。
原発および原発事故に対する科学者や技術者の責任は甚大です。

科学技術倫理フォーラムというNPOの総会で、技術者がしっかりと自己総括することが必要ではないかと言いました。
2人の人が支持してくれましたが、結局、具体的な動きにはなりませんでした。
日本技術士会という組織がありますが、そこもまだ外に向けては動いていません。
これほどの技術不信が起こっているにもかかわらずです。

それにいまだに、元原子力委員会のメンバーと言う肩書きの人がテレビで原発事故や放射線対策に関してコメントをのべています。
厚顔無恥極まれりと思いますが、まずは自己反省と謝罪をしてから出直して欲しいです。
それにそうした人をコメンテーターに選ぶテレビ局もどうかと思います。

人は間違いを犯すものです。
それを咎めるつもりは、私にはありませんが、間違いがわかったらきちんとけじめをつけなければいけません。
そうでなければその人を信頼できるわけがありません。

原発事故のような大きな問題ではありませんが、私の小さな世界の友人付き合いでもそうしたことは時々起こります。
人の付き合い方がおろそかになっている証拠です。
それは決して他人事ではありません。
私自身そうした間違いを犯している可能性は大きいです。

絆とかつながりとか、言葉は広がっていますが、そうしたことのマナーやルールを回復しなければ、形だけの無意味なものになりかねません。
原発関係の技術者だけでなく、科学者や技術者は、原発事故に関して、きちんと総括すべきではないかと思います。
前回は、私自身、発言するだけで留まりましたが、もう一度、科学技術倫理フォーラムで問題提起しようと思いなおしました。

いま起こっている問題の責任は、いまを生きているすべての人間にとって決して無縁ではないのですから。

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