■お金を無駄遣いしていた人の増税要請
今朝のTBSテレビの時事放談は民主党政調会長代行の仙谷さんともう引退された武村正義 さんでした。
お2人とも、消費税増税をしないと財政は破綻するから国民のためにも野田さんはぶれずに消費税増税に取り組んで欲しいといいました。
消費税の問題はすべての国民に影響を与えるからTPP問題よりも重要だといっていました。
私は消費税問題よりもTPPのほうが重要だと思っています。
たかが狭義の経済問題でしかない消費税よりも文化の次元の問題であるTPPのほうがよほど大きな問題ではないかと思うのです。
しかしそれはともかく、2人の政治家が消費税増税を語っている姿を見て、納得できないものを感じました。
私は、消費税は20%か30%でもいいと思っています。
昨今はともかく価格が安すぎます。だから安直に物やサービスを浪費しがちです。
それがなんとも私にはやりきれないのです。
ただし生鮮食料品のような生きるための消費には、消費税はかけてほしくないです。
ではどうして納得できないのか。
彼らが、財政破綻を救うために消費税増税は避けられないというからです。
それではそもそも今のような財政破綻状況にしたのは誰なのか。
言うまでもありませんが、それは政治家です。
つまり仙石さんや武村さんなのです。あるいは野田さんです。
決して官僚ではありません。
そういう認識が政治家にはあるのでしょうか。
まずは自分たちが責任を取って政治家を返上してこそ、消費税増税を主張できると私は思っています。
二世賛成の政治家などは論外です。
恥を知れといいたいです。
彼らの論理は、私には盗人の開き直りにしか聞えません。
自分で使い込んでおいて、その補填を居丈高に呼びかける。
その神経が私にはわかりません。
財政赤字をもたらしたのは自民党政権で民主党には責任がないという人もいるかもしれません。
とんでもない。政治家はすべて一蓮托生です。
イタリアの新しい内閣はすべて現在の職業政治家以外で構成されたそうです。
実にうらやましいです。
成功するか失敗するかはわかりませんが、その潔さがすばらいいです、
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