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2011/11/24

■節子への挽歌1544:いつもより暗い夜景

節子
今夜は湯島で認知症予防のフォーラムの実行委員会です。
6時半からですが、まだ誰も来ていません。
特に用事もないので、一人で音楽を聴きながら、真っ暗な外を見ていたら、ついつい昔、節子と一緒にサロンの準備をしながら、同じような時間を持っていたことを思い出しました。
いつもは、ここに節子がいたのです。

湯島のオフィスから見える夜景は、遠くの高層のマンションのさびしい明かりです。
以前はもっと明るかったですが、最近はマンションの明かりも少なくなりました。

夕方から夜にかけての、この時間は、ただでさえ、とてもさびしい気になる時間です。
しかし、その時間を節子と一緒に過ごしていた記憶が、今となってはとてもあったかい気がします。
あったかくて、その分、哀しい。
そんな気がします。

そろそろ誰かが来るかもしれません。
珈琲でも淹れておきましょう。
以前は節子がすべてやってくれていましたが、最近は私の仕事です。
それにしても、今日はいつもより外が暗い感じがします。
夜景も気分次第で変わるものです。

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