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2011/11/07

■どこから発想するか

ギリシアに端を発した経済危機はイタリアに飛び火しました。
おそらくこの危機の連鎖はさらに広がっていくでしょう。
というよりも、広がりが見え出していくといったほうが正しいかもしれません。

それはともかく、このニュースに関連して日本の財政危機が語られます。
財政の借金が1000兆円にもなっているからです。
もし利率が5%になったら、毎年50兆円を利子として負担しなければいけません。
これは現在の日本の税収とほぼ同じ額です。
まさに日本の財政は破綻し、ギリシアの二の舞かと思わせる数字です。

しかしよく言われるように日本の場合、お金の貸し手は日本の企業であり日本人なのです。
ということは、発想の起点を変えるとこうなります。

日本の人たちは日本国政府に1000兆円近いお金を貸している。
もし利率が5%になれば、税収に当たるお金が黙っていても入ってくる。
それを歳入に当てれば、日本は無税国家になるのではないか。

まあ私も、こんな議論をそのまま受け入れるほど能天気ではありません。
しかし、発想の起点を変えると物事は全く違って見えてくるわけです。
それに伴い問題の立て方も換わり、当然解決策も替わります。
すくなくともこの視点に立てば大企業への税制優遇などは出てきません。

円高や税率が高くなると企業は海外に転出するという議論も、発想の起点を変えれば全く違った問題になるでしょう。

どこを向いて考えるかと同じように、どこに立って考えるかで、問題も解決策もまったく変わってくるのです。
これはなにも国家レベルの話だけではなく、日常の私たちの生き方においても同じです。
「常識の呪縛」「固定的な視座」から自由になると生き方が変るかもしれません。

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