■節子への挽歌1572:トイレ掃除
節子
大掃除が始まりました。
今日の私の担当はトイレでした。
それで思い出しましたが、10年ほど前に、わが家のトイレ掃除は私が担当すると宣言しました。
当時、トイレ掃除で有名な鍵山秀三郎と交流があり、その少し前に鍵山さんと一緒に仲間で箱根湯本の公衆トイレの掃除をやったことがありました。
私は感化されやすいタイプなので、その影響を受けて、トイレ掃除担当宣言をしたわけです。
節子は、「はい」ではなく、「はいはい」と聞いていました。
宣言は家庭内だけではなく、オープンサロンでもみんなの前で公言しましたが、参加していた鍵山さんのそうじ塾にも参加していた三浦さんが、続けないとダメですよと、釘をさしたのを覚えています。
三浦さんに見透かされていたように、私のトイレ掃除は、毎週という宣言が毎月になり、そのうちに、気が向いた時になり、結局、いつのまにかやらなくなってしまいました。
まあ節子もそれに関しては、一言も何も言いませんでしたので、最初から壮なる事はわかっていたのでしょう。
節子がいなくなってから、改めて掃除宣言をしましたが、やはり持続できずに、むすめたちに迷惑をかけています。
そんなわけで久しぶりのトイレ掃除でした。
まあほどほどに満足できるところまでやりましたが、鍵山さんにチェックしてもらったら、いろいろと指摘されそうです。
しかしまあ節子の文化の家ですから、この程度で十分でしょう。
実は節子も掃除があまり得手ではなかったのです。
その証拠に、いまもたくさんの不要なものが残っています。
困ったものです。
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