■節子への挽歌1580:元気のお裾分けができるようになりました
節子
今年も間もなく終わります。
一応、年越しの準備はほぼ終わりました。
節子もジュンもいないので、ユカと2人で大奮闘です。
昨年はユカが急性肺炎で大変でしたが、今年はユカが頑張ってくれました。
いま正月のお煮しめとおなますをつくっています。
節子がいた頃の雰囲気が少しだけですが、戻ってきた感じです。
先ほど、ジュンたちも来たので、みんなでお墓にも行ってきました。
メンバーは違うものの、久しぶりになんとなくわが家らしくなってきました。
今年はいろいろありました。
節子がもし元気だったら、たぶん私たちの生き方は大きく変わっていたと思いますが、節子がいないために私はただおろおろするだけで、何もできずに終わりました。
夏くらいまでは、私自身の気分もどんよりしていましたが、秋に入る頃から雲が晴れたような気分になれました。
年初考えていたことは、ほとんど何もできずに、あまり充実感のない年ではありましたが、
年末には、「おさむに会うと元気で年越しできる」と幼馴染におだてられたり、「佐藤さんのおかげで今年はいい年になった」などと友人におだてられたりするようになりました。
私も他の人に元気をお裾分けできるほどの元気がたまってきたのかもしれません。
少しは誰かの役に立てているのかもしれません。
メールや手紙ももらいました。
うれしいことです。
この挽歌のおかげで出会えた人も何人かいます。
メールだけのお付き合いもあれば、直接に会いに来てくださった方もいます。
挽歌を書いていて、それが一番うれしいことです。
節子の引き合わせだろうと確信しています。
風邪も引かず、元気に年が越せそうです。
守ってくれてありがとう。
すべては節子のおかげです。
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コメント
佐藤様
2011年は忘れることのない特別の年となりました。
佐藤様に思い切ってコメントしたこと、優しい心遣いの返信をいただいこと、最愛の人を失うという経験の中で私が得たことです。
生まれて初めて一人で年を越します。
Georgeの歌を聴きながら。
節子への挽歌、私はずっとその愛読者でいることでしょう。
佐藤様、お体大切に。
そしてよいお年をお迎えください。
patti
投稿: patti | 2011/12/31 22:54
ありがとうございます。
寒いですね。
来年は少しだけでいいので、あたたかな年になりますように。
お風邪など召しませんように。
投稿: 佐藤修 | 2011/12/31 23:54