■節子への挽歌1576:小掃除
節子
今日は湯島のオフィスの大掃除をしようと思って出かけてきました。
考えてみると、節子が湯島に来なくなって以来の掃除のような気がします。
5年ぶりでしょうか。
まあ時々は小掃除をしてはいるのですが、せっかく節子が最後にきれいにしてくれた床のカーペットもだいぶ汚れてしまいました。
きれいに改装されたカーペットは節子は見ることはありませんでしたが。
節子が元気だあったら、壁紙も張り替え、ペンキも塗る予定でした。
ペンキの缶が残っていましたが、私一人でやる気もでないので廃棄しました。
しかし掃除をすると、節子の思い出の品が出てくるので、なかなか進みません。
まずは一番目立つガラス拭きからすることにしました。
一人でやっているとなんだか虚しいものです。
寒いのでまあほどほどにしました。
室内に掃除機を駆け出しましたが、古い掃除機のせいかパワーダウンしています。
うまく行かないのでやめました。
まあ大きな物だけ片付けて終わることにしました。
なにしろいまは先日のフォーラムで使った認知所予防ゲームの道具が大きなダンボールなどにつまって片付け場もなく置いてあるのです。
それを運ぶ台車まであります。
それに最近はこのオフィスを使いたいという人がスクリーンまで持ち込んでいます。
だんだん私の居場所がまたなくなりかねません。
困ったものです。
幸いに、大掃除が遅れたので、来客が来る時間になってしまいました。
これ幸いに、今年もまた小掃除で終わることにしました。
正月休みにでも、節子がやってきて片付けてくれているといいのですが。
それにしても、節子がいなくなったおかげで、どれだけ節子のおかげで私が快適な生活をしていたかがよくわかります。
改めて感謝することの多い毎日です。
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