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2012/01/29

■節子への挽歌1609:グリーフケアのワークショップ

節子
大阪で行われたグリーフケアのワークショップに参加しました。
今回は自死遺族を主な対象にしたワークショップです。
主催者が、「自殺のない社会づくりネットワーク」の仲間で、自殺防止をテーマにした4回シリーズの集まりを企画したのですが、その中で一番重要なのがこのワークショップでした。4回目は私もコーディネーターを引き受けているのですが、何しろ彼女にとっては初めての活動なので、いささかの心配もあって、今回は一参加者として参加しました。
とてもいいワークショップでした。

最初のセッションは、グループに別れて、それぞれが一人称で「喪失体験を語る」というプログラムでした。
身近な人の自死が基本テーマでしたが、それ以外の人も参加していました。
最初はなかなかみんな話しにくい感じでしたが、少しずつ話し出す人が出てきました。
そして私も節子との別れを話すことにしました。
淡々と語れるのではないかと思っていました。
ところが、話し出した途端に、涙が出てきそうになりました。
そして話し出しているうちに、なにやらわけのわからない瑣末な話をしだしてしまいました。
何を話したか思い出せませんが、少なくとも心がさらけ出されたことは間違いありません。
まだまだ精神は安定してないようです。

私の話を聞いていた目の前の人が、夫が2年ほど前に脳梗塞で急逝した話を始めました。
私が話した通りの思いだとも語ってくれました。
最後に、それまで一言も話さなかった私と同世代の男性が、話そうかどうか迷っていたが、みんなの話を聴いて、ここなら話してもわかってもらえるという気になったと前置きして、息子の自死の話を始めました。
最初のセッションが終わった後、少しだけみんな気分が軽くなったように感じました。

私が印象的だったのは、最後の男性の「ここならわかってもらえる」という言葉でした。
自らの思いをわかってもらえることが、グリーフケアの基本かもしれません。

さまざまな人たちが参加していました。
どこかに悲しさと怒りを漂わせながら、しかしみんなとても優しくあったかでした。
午前午後の長いワークショップでしたが、終わった時にはみんなとてもいい表情でした。

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