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2012/01/24

■節子への挽歌1605:2枚の写真

節子
今朝起きたら、雪で真っ白でした。
庭のテーブルに積もっていた雪を測ったら5センチでした。
屋上から白い世界を久しぶりに眺めました
遠くに富士山もかすかに見えました。
今年初めての富士山でした。

数年前に九州の大日寺の庄崎さんから節子の話を聞きました
白い花に囲まれていると言っていましたが、こんな風景なのでしょうか。
雪景色を見るといろんなことを思い出しますが、白い花と言われると、献花に包まれた節子も思い出します。
一時期はわが家も白い花でいっぱいになりましたから、私にはむしろ哀しさが浮かんできます。

20120125

最近、机の前の写真を変えました。
節子一人の写真ではなく、私と2人で並んで撮った写真を置いています。
節子の使っていた周辺を整理したら、写真立てが出てきました。
そこに2枚の写真が入っていました。
いずれもまだ節子が病気になる前の写真です。
1枚は、たぶん私も40前後だろうと思います。
どこで撮ったのか定かではないのですが、背景には桜が満開です。
その写真の横に、なぜか私の37歳の時のパスポートに使った写真がはさんでありました。
もう1枚は転居前の自宅の前で撮った写真です。
2枚の写真の間には、たぶん10年以上がたっています。
比べてみると、かわいらしい節子とたくましい節子です。
私についてくる節子と私を引っ張る節子です。
それに比例して、私も変化しています。
そして、2枚目の写真からいまは10年以上経過しています。
70代の私たちの写真がないのがとても残念です。
その写真があれば、私たちの関係がまさに逆転したことがはっきりと見えるでしょう。

節子は、この2枚の写真をどうして選んだのでしょうか。
気にいっていたのでしょうか。
そう思いながら写真を見ていると、節子が今にも話し出しそうです。
やはり胸がつかえます。
節子の写真をじっくりと見るのは、今もなお辛いです。

話しがそれましたが、節子も冬景色が好きでした。
きっと見ているでしょう。

今日も寒い夜です。

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