« ■節子への挽歌1594:節子の心配事 | トップページ | ■新年会サロンの報告 »

2012/01/14

■節子への挽歌1595:ベン・ブリードラブからの贈り物

肥大型心筋症をもって生まれてきたベン・ブリードラブは、昨年のクリスマスの日に18年という短い人生を終えました。
その直前の12月18日に、彼は動画「This is my story」をYou Tubeにアップし、これまでの生活、経験した何度にも渡る臨死体験を世界に伝えてくれました。
それをフェイスブックを通して、村瀬弘介さんから教えてもらいました。
映像では、ベンが文章を書いた小さな紙を1枚ずつ見せてくれています。
たとえば、始まりはこうです。

こんにちは。ベン・ブリードラブです
僕は生まれてからずっと肥大型心筋症でした
すごく深刻で危険なやつです
そして成長するに連れ、こいつが厄介なものだと知るようになりました
ずっといつも怖くて、最悪な感じ。
(中略)
でも、こいつを受け入れ、ともに生きるということは僕が学んだことの一つです。
臨死体験も語られます。
最初は4歳の時だったそうです。
「死」ってやつを最初に騙してやったのは4歳の時です。

僕は二人の看護師に担架に載せられ
かあさんに寄り添われながら廊下を進んでいました
その時、大きな光が僕の上で光り輝いていたんです・・・
(中略)
僕は目を奪われ、あふれる微笑みを止められず
心配事なんて何一つ無い、世界を曇らせることなんかないって
そして、ずっと微笑んだまま・・・
あの幸せがどれだけ満たされた気持ちだったかなんて表現できないよ

その後も、ベンは「「死」ってやつを騙し」ては、3回も臨死体験をするのです。
3回目のことをこう書いています。
僕は白い部屋にいた。
壁はなく、ずーっと広がっている部屋だ。
全然音がしない。ただ、4歳の時に感じた幸せな感じがそこにはあった。
僕はすごいカッコイイスーツを着ていて、そこに僕の好きなラッパー・Kid Cudi がいた。
なんで一緒にいるただ一人の人間が彼なのか・・・って考えながら
目の前の鏡に映る自分の姿を見ていた。
僕が最初に思ったことは「マジかよ?!俺ら超カッコイイじゃん」。
そして「あの感じ」を感じながら、微笑みはあふれ続けた。
自分自身を誇りに思った。鏡に映る自分を見ながら、
これまでの人生を、僕がしてきたこと全てに。
あれは "最高の" 気分だった
Kid Cudiは、ミュージシャンだそうです。
そしてこのYou Tubeを私に教えてくれた村瀬さんも、スピリチュアリティの高いミュージシャンです、
村瀬さんはこう書いています。
深いお話です。
死をどうとらえるか、それは生をどうとらえるか。
すべて自然の理ならば、生まれるのを恐れる必要がないのと同様に、もしかしたらとてもナチュラルで、祝福されるべきものなのかもしれない。
しかし生きている間に死を学ぶことは、突発のパニックを防ぐことになり、非常に大切な気がします。
たとえばチベット死者の書のような、死について定義した書籍がホスピスで大きな評価を受けるように。
この青年の貴重な提言に敬意と心から感謝を想い、大きな気づきをありがとうございます。
節子の隣にいたのは、私でしょうか。
それはともかく、節子もそうした"最高の" 気分にいてくれるのでしょう。
そう思うと、心がとても安らぎます。
今の私には、自分よりもやはり節子のことが気になるのです。
そうした者にも、ベン・ブリードラブのメッセージはとてもうれしいものです。

|

« ■節子への挽歌1594:節子の心配事 | トップページ | ■新年会サロンの報告 »

妻への挽歌08」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■節子への挽歌1595:ベン・ブリードラブからの贈り物:

« ■節子への挽歌1594:節子の心配事 | トップページ | ■新年会サロンの報告 »