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2012/02/27

■節子への挽歌1638:哀しみは日々深まっていく

節子
この挽歌を読んでくださっているPattiさんという方が、コメントを書き込んでくれました。
そこに、
>哀しみは日々深まっていくという本の一節がありました。
と書かれていました。
Pattiさんも愛する伴侶を亡くされたのです。

哀しみは日々深まっていく。
そのコメントに私も次のように書かせてもらいました。

私もまさにそう実感しています。
同時に、深くなっていくがゆえに表層的(感覚的)には意識しなくなってもいきます。
しかし心身の奥底で、哀しみが大きくなっているのを、時々、感じます。
そうなると、不安感や疲労感がどっと心身を襲ってきます。
自分ながらに、ちょっと恐くなることもあります。
ですから、それをどこかで発散させていかないと
心身の平安が保たれません。
深いところで哀しさがどんどんたまっていくのは、地震と一緒かもしれません。
心身の奥深くにたまっていく哀しさはマグニチュードを増幅させますが、地表の震度は震源が深いほど小さくなります。
しかし時に直下型で心身を襲ってくるのです。

最近はあまり涙が出ることはありません。
外から見れば、時間によって癒されたと思われるかもしれません。
自分でもそう思うこともあります。
しかし、実はそうではないのです。

最近、それを思い知らされています。
この数週間、いささか抱え込んだ問題が多すぎたのか、心身ともに疲れてきています。
この数日は寝不足状態でもあります。
昨日、友人から電話がありました。
相談というほどの相談ではなかったのですが、気やすい関係の友人だったためか、マグマが噴出するように、イライラを噴出させてしまいました。
長電話のあと、だいぶイライラがたまっているようなので注意したほうがいいと言われました。
確かにそうで、最近、いろんな人にぶつかっているような気もします。
困ったものです。

そして今朝、起きた途端に奇妙な不安感が心身に沸き起こりました。
危険な兆候です。
娘に、こういう時にフッといってしまうのかもしれないと話しました。
まあそう話せるということは大丈夫ということですが、自分ながらに少し怖くなりました。
そんな気分の時に書いたのが、上記に引用した私のコメントです。
人の気持ちは不思議なもので、自分でもわからないことが多いのです。

もしかしたら、3月の2つのフォーラムの準備で、最近自殺に関する情報に触れすぎているからかもしれません。
なにしろ私は暗示にかかりやすいタイプなのです。
まあこんなことを書くと読んでくださった方は心配してくださるかもしれませんが、今はもう大丈夫なので心配はありません。
しかし疲れすぎはよくありません。
なにしろ最近は、「無分別」に余計なお世話ばかりしているのです。

先ほど、知人の紹介で相談に来た人がいます。
そのプロジェクトを一緒にやってほしいという話でした。
一昨日だったら、きっと引き受けていたでしょう。
でも今日は引き受けるのを踏みとどまりました。
はやく今の時間破産から抜け出ないといけません。
余計なお世話を止めれば、時間は山のようにあるはずです。
それに何よりも仕事ができるようになります。

節子がいたらもう少し早く抜け出せたかもしれません。

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