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2012/02/20

■死刑確定になってしまいました

光市母子殺害事件の差し戻し後の上告審判決は上告を棄却し、死刑が確定しました。
複雑な重いです。
この裁判に対しては、私は安田弁護士たちの言動に強い違和感を持ちましたが、それを読んだ見知らぬ人が、わざわざ私のオフィスまで、安田弁護士の書いた本を届けてくれて、私の考えへの疑問を呈してくれました
安田さんのこれまでの活動もきちんと読ませてもらいました。
また、最初は私も自殺支持者でしたが、いろいろと考えているうちに、自殺反対に考えが変わりました。
私にとっても、とても気になる判決でした。

被告の育った環境も次第にわかってきました。
それを知らずに、考えていたことを反省しました。
誠実に考えれば、そうしたことは思いついたはずでしょう。
まだまだ私の視野は狭いです。
被告の生い立ちなどを知るにつれて、ますます死刑には反対になりました。
本当の犯人は、どうも違うところにあるような気がしてきたのです。
まさに先日書いた Wilfil blindness です。

しかし、安田弁護士たちのとった行動にはますます違和感が高まっています。
もっと普通の感覚で、そうした背景や情報を社会に誠実に伝えていけば、今のようなことにはならず、もしかしたら安田弁護士たちが目指している「死刑制度の是非」を議論できる状況が生まれたのではないかと思うのです。
安田弁護士の発言は、誠実に生きている生活者には耳を疑うものでした。
目線の高さも感じました。
私のように、素直に感覚的に生きている者には、嘔吐したくなるほどの嫌悪感を生む言葉でした。
それに専門家の傲慢さを感じさせるものでもありました。
安田弁護士の、本来の思いや誠実さは、残念ながら私には読み取れませんでした。
実に残念です。

最近は、死刑支持者が増えているように思いますが、これからも第2、第3の福田被告のような若者が出てくるかもしれません。
それがとても悲しいです。

被害者の家族の原告にとっても、死刑は本当に良かったのか。
考えることが多すぎる裁判でした。
裁判が結審しても、どうもすっきりしません。

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