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2012/02/15

■節子への挽歌1627:節っちゃんのいる佐藤さんは幸せ者だ」

吉田銀一郎さんは、自殺未遂者です。
ご自分でカミングアウトしていますので、実名を書いても許してくれるでしょう。
それに時々、この挽歌も読んでいるそうですので、へんに匿名で書くのも失礼です。

吉田さんは時々、湯島に来てくれます。
私よりもわずかばかり年上ですが、私とは大違いで、とてもしゃれなのです。
彼との付き合いが始まったのは、2年ほど前からです。
会う前から、吉田さんのことは噂に聞いていました。
しかし会った途端に、噂とは少し違う吉田さんを感じました。

吉田さんは、以前はご自分の会社を経営していましたが、その経営の行き詰まりから人生が変わりだしました。
そして自殺を試みましたが、生還されたのです。
いまも頭にその時の傷が残っています。
残ったのは頭の傷だけではありません。
さまざまな事が起こり、心にも傷が残ったはずです。
しかし、今の吉田さんはとても明るいのです。
それにおしゃれなのです。

先日、湯島で2人で話し合ったのですが、その帰り際に吉田さんが言いました。
「節っちゃんのいる佐藤さんは幸せ者だ」と。
私が、そろそろ向こうの世界に行きたいといったことへの返事でした。
そして、「でも節っちゃんは待っていないよ」とも言いました。
そんなはずはないと言いましたが、そうかもしれません。

吉田さんは、現世でやらねばならないことがまだたくさんあるので、110まで生きるそうです。
吉田さんなら、それも十分に考えられます。
自殺未遂を体験するとたぶん生命観も変わるのでしょう。
そういえば、先月お会いしたもう一人の自殺未遂された方も、もう絶対に死のうとは思わないときっぱり話してくれました。
そういう体験からの思いを語ってもらう場を4月から始めようと思っています。
ちょっとお茶目で、おしゃれな吉田さんの、少し重いかもしれない話をを聴きたい人は、ぜひ聴きに来てください。
私のホームページで案内をする予定です。

節子がいなくなってから、湯島に集まる人たちは、ますます広くなりました。

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