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2012/04/08

■原発の安全性と原発の危険性

フェイスブックに載せたら、原発は安全かどうかで華苦、危険な存在ですとコメントをもらいました。
それでまずそのことを書こうと思います。

原発にはいくつかのタイプがありますが、たとえば現在のタイプの原発は運転するとプルトニウムが発生します。たとえば福島の原発一基を1年間運転すると200キロ以上のプルトニウムが発生するそうです。今回の福島原発事故も、そのプルトニウムの取り扱いが大変なわけです。
プルトニウムはあらゆる生物のDNAに変異を与え、しかもそれは半永久的に残ります。
さらにプルトニウムは10キロもあれば原爆がつくれるそうです。
ある技術者に原発が攻撃されたら防ぎようがないでしょうと質問したら、原発は攻撃されても原爆のように爆発はしませんよ、と軽く言われてしまいましたが、プルトニウムが飛散したら十分に大変なはずです。
プルトニウムが発生し、それを処理できないということだけでも、私は原発には否定的です。
つまり、フェイスブックである人が書き込んだ通り、原発の安全性以前の問題として、原発の危険性という問題があるのです。
この両者は、違う問題だと私も思っています。

プルトニウムがほとんど発生しないトリウム溶融塩炉というのもあって、最近またそれが話題になってきていますが、それに関しても私は懐疑的です。
ともかく原子力関係の技術者の視野は、あまりに狭すぎることをこれまで何回も見てきましたから、信頼はできません。

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