■節子への挽歌1677:カフェサロンの文化
節子
昨日、湯島で原発事故と技術者倫理をテーマにした真剣な話し合いの場を持ちました。
節子のよく知っている杉本さんが中心です。
話が激論になる前に、杉本さんが黒岩比佐子さんの話をしだしました。
他のメンバーは、黒岩さんがまさか湯島のサロンの常連だったなどとは知らなかったのですが、みんな黒岩さんの「パンとペン」を読んでいて、絶賛していました。
他人事ながらうれしい話です。
黒岩さんはそちらに早々と言ってしまったので、節子とそっちで会っているかもしれませんね。
昨日の集まりは、最近の原発事故後の技術者の対応がずっと気になっていたので、志強く活動している実践者でもある技術者のみなさんに声をかけさせてもらいました。
専門家たちはお互いに遠慮をしあうので、なかなかカジュアルな横のつながりの場は生まれにくいのです。
みんな超多忙な人たちですから声をかけるのは迷惑かなと思っていたのですが、皆さんからも喜ばれました。
こういうカフェサロンの文化を節子と一緒にやってきたことが、今の私には大きな力になっています。
節子にもお礼を言わなければいけません。
昨日、終わって帰りの電車の中で、昔やったキラウエア火山ツアーのOB会のカフェサロンを思い出しました。
あの時も、コアメンバーは杉本さんでした。
あの時は節子も元気でしたが、今から思うととても楽しい集まりでした。
その集まりからも、茂木健一郎さんが大活躍です。
そういえば、やはり節子もよく知っている田中弥生さんも最近大活躍です。
今度、日本NPO学会の会長になったという連絡が来ました。
田中さんも、節子が感心していた若い女性の一人でした。
湯島で、節子と一緒に会った人たちが、いろんなところで活躍しています。
そういう人の活躍ぶりを見るととてもうれしいですが、必ず節子と一緒に会った時のことを思い出すから不思議です。
昨年、少しカフェサロンをやりすぎて、ちょっとダウン気味でしたが、そろそろまた再開しようと思います。
なにしろいろんな人が美味しいコーヒーを持ってきてくれるのです。
みなさんもよかったら珈琲を飲みに来てください。
今はモカ、キリマンジャロ、マンダリンがあります。
もっとも珈琲メーカーと水(水道水です)のせいで、美味しさが十分引き出せないかもしれませんが。
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